長年にわたり“日本一のカプセルトイコレクター”として知られ、数々のメディアに登場してきたカプセリスト・ワッキー貝山さん。
11万個を超えるコレクションの中からお宝モノのカプセルトイについて語っていただきました。中には当時100円のものが、現在は10万円を超える価値がついているものまであるようです。
（ワッキー貝山さん）
こんにちは。ワッキー貝山です。
今回は、「カプセルトイお宝ランキングTOP５」を所有ガチャからランキング形式で紹介！
ここ数年、ガチャ筐体や台紙（ディスプレイ）などの非売品にも高値がつくことがありますが、今回はそれらを除き、カプセルトイ本体のみを対象としています。
掲載している金額は、これまでの経験をもとにした独自の目安です。コンディション（状態）によって価格は変動するため、あくまで参考情報としてお楽しみください。
第5位：ロッチシール（コスモス）
ロッチシール（コスモス）カプセル未開封 ミニブック2種
15000円（当時100円）
㈱コスモス（1977年～88年）終焉のきっかけとなった、著作権違反「ロッチ事件」。
本家は、当時30円でウエハースと1枚のシールに対し、カプセルに5枚100円で販売。
キラの封入率も高く、小学生中心に回しに回されたいわくつきのシール。
独自企画「イテテマン」後期シールが1枚ウン万円を超えるものもあります。
オリジナルにはないミニシート、これが高い（汗）。
第4位：ゼラン星人（バンダイ）
ガシャポン HGヒーローズ ウルトラマン3 ～悪魔と天使の間に…編 ゼラン星人（バンダイ）
18000円（当時200円）
比較的新しい？2012年に発売された「HGシリーズ」後期フィギュア。
アソート率が極端に低く、幻のアイテムとも言われた。
帰ってきたウルトラマンの本編にも数秒の出演で、初めて存在を知ったというファンもいた。
第3位：ピーター（オレンジ）（ポピー）
ピーター（オレンジ）（ポピー）
30000円（当時50円）
ウルトラマン消しゴムと言われる後期シリーズ。２～3体とミニブックで100円。ウルトラQの他怪獣も高額の場合があるので、調べてみてはいかがでしょう？
第2位：怪奇マリオブラザーズ（今野産業）
怪奇マリオブラザーズ（今野産業）ミニブック付
100,000円（当時3体100円）
別名「オカルトマリオブラザーズ」。
国民的ゲームキャラを大胆アレンジ。ガチャマニアだけではなくホラーマニアにもニーズがありました。
あまりに気持ち悪いので、ゴミ箱にポイッ。
現存数も少なくなり高額化に拍車をかけた。
ミニブックはかなり貴重。
第1位：エーリアン（コスモス）
エーリアン（コスモス）
120,000円（当時100円）箱付き150,000円
80年代中期、コスモス自販機と呼ばれる赤い巨大な箱型玩具販売機が登場。
何が当たるか分からない一か八か。当時の小学生は、恐怖のどん底に落とされた。
これは言い過ぎか？エーリアンは、ブーム終焉あたりのモノ。
遊び方は、エーリアンの中にスライムを入れ、お腹を押すと穴からブニュブニュと。
のちに、メディコムトイから復刻される程、人気のアイテム。
穴からスライムを出さないようにするキット（コスモスロゴ入り）や当時のオリジナル箱があれば更に高額査定に。
まとめ
今回、残念ながら、キンケシのランクインはありませんでした。こちらも後期アイテムに高額品が続出。
パチモンと言われる消しにはビックリ価格になる場合も。共通して、ブーム終焉アイテムが高額傾向になりますね。
この特集面白いですねー。
今後、カテゴリー別にし、更に深くレビューしていきますのでお楽しみに。
ワッキー貝山さんプロフィール
ワッキー貝山
1970年仙台在住フリータレント
小学2年生から集めたカプセルトイは11万個を超える。
東日本大震災を機に杜の都のカプセリスト名乗り、ガチャ研究家として本格始動。YouTuberとして「ワッキー貝山ガチャンネル」配信中。著書「愛しのインチキガチャガチャ大全-コスモスのすべて」「素晴らしきインチキガチャガチャの世界-コスモスよ永遠に」「最終決定版 インチキ・ガチャガチャの真相ーコスモス、その愛ー」（双葉社）「日本懐かしガチャガチャ大全」（タツミブックス）「ガチャ愛100％ワッキーが贈る 昭和レトロガチャ 最強コレクション』（グラフィックス社）、「ガチャ本06」（ケイチャップス）「コスモス台紙コレクション」（同人誌）など。メディア 「開運！なんでも鑑定団」「マツコ有吉怒り新党」「マツコの知らない世界」「所さん事件ですよ」「ノンストップ」「沼にハマってきいてみた」「たまむすび」など。ガチャガチャ展示や昭和レトロ展示など全国展開中。「昭和40年男Vol.93」にて自慢のガチャ部屋登場。
公式HP：http://www.wakky4649.com
※情報は掲載時点のものです
＜調査・文・編集：ガチャパラ編集部＞
